
旅行先や留学先で、合法的に大麻を体験しようと考えているあなたへ。
筆者の経験を踏まえ、絶対に知っておくべき大麻のリスクと注意点を解説します。
お酒は全く飲まない、タバコも吸わない筆者が、1年間使用した大麻の依存性についても説明します。
依存性
「合法の国に行くから1回やってみたいけど、依存症になってやめられなくなったらどうしよう」
こう思われている方のために、依存性について実験でわかっている事と私個人の体験を紹介します。
データからみる客観な依存性
米国の薬物使用を専門とした研究機関NIDAによると
統計的には使用者の約10人に一人が依存する傾向にあるようです。
主な症状は精神的なものが多く、禁断症状や落ち着きなさなどが報告されています。
また、年齢が若い人のほうが依存しやすいことがわかっています
他のドラッグやカフェインと比べると、大麻は「比較的、依存性は低い」と言えます。
依存性と禁断症状については、タバコやカフェインよりも低く、毒性や社会的影響においてはアルコールが大麻を上回ります。
大麻の過剰摂取で死ぬことはありませんが、毎年飲酒で直接命を落とす人がとんでもなく多いことからもわかりやすいですよね。
このように、他の薬物と比較することで、大麻のリスクがどんなものかを事前に知ることができます。
さらに詳しく知りたい方は、下記のウェブサイトの表を参考にしてみてください。
神経へのダメージ・身体への影響・呼吸器への影響など、効果別に多段階で分かりやすく比較されています。
→ https://www.drugscience.org/dl/dl_comparison.html
1年間使用した筆者が感じた依存性
喫煙習慣の有無、アルコールや薬物(的)物質への耐性によって、個人差があります。
タバコは吸わない、お酒はほとんど飲まない私にとっては
ハイになった時の高揚感には少し依存性があるかなぁという程度でした。
甘~い砂糖系スイーツや、昼下がりのコーヒーのほうが「脳が欲している感」は強い印象です。
「節約したいから今月は買わんとこ。」「勉強したいから今日は断る。」
私にとっては自己コントロールできる範囲でした。
私にとっては銭湯や、熱い日本茶がないことの禁断症状の方が大きかったです。
ゲートウェイドラッグ
「他の薬物への入り口になるから大麻はダメ・危ない」
とゲートウェイドラッグとみなされている節があります。
周りの友人やパーティで見る限りでは、大麻を使っている人の多くは、マジックマッシュルームやタバコ、LSDやコカインなどのその他の薬物も使用していました。
ゲートウェイドラッグであるのはある程度正しいと言えそうだと思います。
過剰摂取
大麻の吸いすぎで直接命を落とすことはありませんし、二日酔いのようの症状は特にないです。
しかし、同時にアルコールも飲んでいる場合は要注意です。
酔いと相まって、吐いてしまったり、酷い頭痛に見舞われることは起こりますし、実際に何回かそういう目に会った友人がいました。
また、のどの渇きから水を飲みすぎて気分が悪くなることもあります。
対策としては、腹をある程度満たしておくことが効果的です。
ハイになった時の空腹感を抑えられ、食べすぎ飲みすぎも防げます。
ルールをあらかじめ決めておくのも大事です。
私は、アルコールと大麻は同時に摂らないと決めていました。
のどを痛める
初めての喫煙の場合は特に、のどを痛めることがあります。
特にパイプで吸う場合だとフィルターがないので、一気に吸うと軽いやけどのような痛みが残る場合があります。
対策は、ゆっくり吸うことと、水を持っておくことです。
運転はダメ、絶対
絶対にダメなのは運転です。
時間の感覚がずれるので判断力が鈍くなります。
締め切った車の中で大麻を吸うと、受動喫煙もあってよりハイになれるというテクニックがありますが、運転だけは絶対ダメです。
では、自転車の運転も危ないのか。
疑問に思い、試しに一度だけ芝生の上で乗ってみましたが、非常に爽快でした。
車道には出ないようにしましょう。
マナーを守る
私の経験から一番伝えたいことです。
ある人にとっては嗜好品でも、また別のある人にとっては害でしかない場合がある。
喫煙や飲酒にマナーがあるように、大麻の使用にもマナーがあるべきです。
吸わない人の前では控える(許可をとる)ということは守ったほうが良いでしょう。
大麻にも副流煙があり、ドラッグテストに出るほどではないが第3者も影響を受けることが分かっています。
その場に一緒にいるだけでマイルドハイになってしまうようです。
→Non-smoker Exposure to Secondhand Cannabis Smoke. I. Urine Screening and Confirmation Results
いかがだったでしょうか。
以上のリスクを事前に知って、避けられれば、留学先や旅行先でより安心してマリファナライフを楽しめるはずです。
参考になると幸いです。
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