大学寮への引越しが済んでから5日目。
もしここが日本の大学なら、パジャマで学内を歩く姿を陰で笑われるだろうが、ここは幸いにもアメリカだ。現地の友人によると、そんな国の中でも特に個性が強い地域らしい。
ここでは他人のファションに口を出す人はほとんどいないし、この大学は髪の毛がカラフルな人や鼻の穴より大きい鼻ピアスをしている人までいる。
どれほど奇抜な格好をしても “That’s cool” で済まされそうなちょっと変わった大学らしい。
ワシントン州西部(cascadeから西)は雨がかなりの頻度で降るし、ポカポカしたと思えば急に冷え込む。華氏表記はわからないが今日の気温は8℃だ。
The Evergreen state collegeには日本人3以外に、韓国、デンマークからも数人の交換留学生がいる。4日間は彼らとワシントン州の州都オリンピアの街を歩いて観光、買い物や食事をしたりして過ごした。
ワシントン州はAmazon, Boeing, Microsoft, Starbucks, Costcoの本社がある州で、都会のシアトルは兵庫県の神戸市と姉妹都市だ。オリンピアはシアトルから車で南西に1時間少しのところにある。
Downtown Olympiaのcaféにて/ Sep.16, 2018
“This is not a joke, man.” ジョークではないらしい。
TatooやMarijuanaのサインを街でみると「ここはアメリカか。」と改めて実感する。
ワシントン州はマリファナも飲酒も21歳からなので、僕はまだ惜しくも彼らの大人の輪には入れない。
クラブに入る時やバーのカウンターでお酒を注文するときはIDやパスポートを見せなければダメらしい。
韓国からの留学生の1人はまだ20になったばかりで僕と同い年だ。僕よりもひと回り大人っぽくて落ち着いているけれど仲間がいて良かった。
オリエンテーションで特に入念に説明されたのはLGBTQやPronounsに関すること。
自己紹介をする時に I use she/her pronouns. というようにどの代名詞で呼んでほしいかを伝える場合がときどきある。性別を2つで区別しない場合はThey/themも使われる。
多様性を認めて、理解しようとする活動がここでは盛んで、同性婚が合法のこの州では特にそういう傾向がある。
Homecoming Dance Partyと思って行ったHomocoming Dance Party では同性カップルが見られた。ちなみに急に始まったサイファー(輪になって踊る)でちょっとだけ踊った。
大学には多くのオフィスがありメンタルヘルスケア、チャイルドケア 、フードバンクなどtoo muchと言われるほどサポートが充実しているし、一度話を聞けばとても丁寧に1から説明してくれる。また、4人集めればClubを作れるので学生運営の団体やクラブがとても多い。
かなり詰めて準備したつもりでもすこしばかり不安はありました。
もう少し言葉を選ぶと「地に足の着いていない、自分でコントロールできない感覚」が近いと思っています。
それは他の留学生も同じで、聞いていて勉強になる程流暢な英語を話すあの子でもディスカッションや意見を交わすことには不安だそうです。
特に、集団行動を幼い頃から教えられてきた日本人は待つ癖がたまに出てしまう。それを良くない自分の欠点だと誤解しがちですが。
ただ、今日を通して確信したのは、そのような時こそ主体的に行動すること。
例えば、英語を話すことに対して不安になった時にこそ、あえてめちゃくちゃ弾丸トークをしてみる。(個人的な経験からはそう思います。)
それかアメリカのドラマをよく見る人はスラングとか適当に言ってみる。
とりあえず中身はスカスカでもいいのです。
「これをして次はこれをして…」と言われて指示されるように行動することが最も不安になるし、気づかないところでストレスになる。
だから自分で決めて行動しているんだと意識することが大事だなぁと思います。
それでもエンドレスにワクワクする
アメリカに着いてから1週間ほど経ち、多くの気づきが早くもこの短期間で得られたところです。
Kosuke